|
2005/06年のシーズンより、アイゼナハ歌劇場(ドイツ・テューリンゲン州)の音楽総監督を務める阪哲朗は、瞬く間に同管弦楽団のレヴェルアップと集客アップをはかり注目を浴びている。中でもヴァーグナーに縁のあるヴァルトブルク城を舞台にした「タンホイザー」の現地新聞評はこう伝えている。「ドラマチックに脈打つような演奏、見事なイントネーション、ソロ演奏の表現、澄みきったヴァイオリンパッセージを求める者は、阪哲朗によって新しい時代が開かれたことを信じるに違いない。阪はオーケストラ一人一人の音楽的才能と責任感を奇跡のように覚ました。」(テューリンゲン州新聞)欧米での客演は数多く、これまで主にドイツ・オーストリア・スイス・フランス・イタリアなどで約40に及ぶオーケストラ、歌劇場に招かれ成功を収めた。日本ではNHK交響楽団をはじめ各地の主要オーケストラ、新国立劇場・二期会などのオペラ団体を指揮している。オペラでは、2002年2月に「ファルスタッフ」でウィーンのフォルクス・オーパー、スイス・バーゼル歌劇場、2003年2月に同歌劇場にて「ペレアスとメリザンド」、11月に新国立劇場にて「ホフマン物語」を指揮し、同劇場デビューを果たした。続いて2004年9月には「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」を指揮して新シーズンの幕開けを飾り、12月には二期会とベルリン・コーミッシェ・オーパー共同制作による「イェヌーファ」を指揮し、注目を集めた。京都市出身。京都市立芸術大学作曲専修にて廣瀬量平氏らに師事。卒業後、ウィーン国立音楽大学指揮科にてK・エステルライヒャー、L・ハーガー、湯浅勇治の各氏に師事。1992年、スイス(ベルン州)ビール市立歌劇場専属指揮者、1997/98年ブランデンブルグ歌劇場専属第一指揮者、1998/99年のシーズンからはベルリンのコーミッシェ・オーパー専属指揮者を歴任。同歌劇場では、1999年H・クプファー新演出による「天国と地獄」、2000年A・ホモキ演出による「ファルスタッフ」、2001年2月M・シューラー新演出による「リゴレット」などを手がけ、2002年7月までに約20演目170回余の本番を指揮し好評を得た。2007年4月、シュトゥットガルト歌劇場で「ペレアスとメリザンド」で成功を収め、2008年3月には「カルメン」でウィーン・フォルクス・オーパーに再び招かれるなど、ドイツ国内はもとよりヨーロッパ各地でのコンサート及びオペラで活躍の場がさらに広がっている。2007年4月より、山形交響楽団首席客演指揮者を務める。
1995年「第44回ブザンソン国際指揮者コンクール」優勝。 1996年京都府文化賞奨励賞、1997年度ABC国際音楽賞、2000年京都市芸術新人賞、2000年第2回ホテルオークラ音楽賞、2004年度第12回渡邉暁雄音楽基金音楽賞、2006年度第26回藤堂顕一郎音楽賞受賞。
【公式ホームページ】
http://homepage2.nifty.com/tetsuro-ban/top.html
|